1986
現役の頃の思い出

正田 均 (昭和六十一年卒)

 皇太子殿下・小和田雅子さんのご婚約と、学習院大学アメリカンフットボール部 創部四十周年が重なり、本当におめでたく嬉しく思います。
早いもので私も卒業して六年が過ぎようとしています。たまに北グランドへ行って 練習を見ていても、現役からは全く相手にされないことに一抹の寂しさを感じています。 現役の頃の思い出は、楽しいことも苦しいこともありましたが、そのすべての経験が今 社会に出てからも貴重な財産になっています。個人的に苦しかったのは一年生のときで した。私は春、ろくな練習もしないうちに指を骨折、変形してしまい、半年間休部して しまいました。我々の同期は軟弱者が多く、次から次へと骨折者が後を絶たず、また練 習以外の雑用もチョンボが多く、ずいぶん先輩に怒られました。練習が終わった 夜九時頃、誰もいない広いグランドでたった二人でのトンボかけや、シャワー室が締め られてしまい、汚い格好で行った目白湯……。もうあの時には戻りたくないと思ってい ますが、いい思い出です。
 三年生の時、その年雪が多く、春はグランドが使えなかった ので、ヒンズースクワットを何百回もやったのも、けっこう涙物でした。一番嬉しかっ たのは、三年のとき甲南戦で逆転勝ちしたことと、四年次の公式戦の第一戦で、 その年優勝した上智に勝ったことです。特に上智戦は残りワンプレーの逆転フィールド ゴールでの勝ちでした。スカウティングに来ていた東大も「さすが学習院はかっこい い。」と言っていました。
 その他、三年の時の合宿打ち上げ時の花火戦争。先輩たちとビル掃除のアルバイトを やって大笑いしたこと。たった五人しかいなかった我々同級生全員でアメリカ旅行に行 き、ポン引きにボラれたこと等走馬灯のように蘇ります。今、あの頃を思い出し、エネ ルギッシュに何事にも頑張っていこうと思っています。以上、今だに彼女のいない正田 です。